ホペイロの仕事内容や年収は?本田も惚れ込む松浦紀典の経歴は?

2018年ロシアワールドカップトーナメント1回戦、ベルギーとの激闘は日本中に感動を与えてくれましたよね。

惜しくもアディショナルタイムで敗戦を喫した日本でしたが、会場を後にした日本代表のロッカールームが綺麗だと世界から絶賛を浴びました。

サッカーの試合ではきれいなユニフォームって誰が用意しているかご存じですか?

ここでは、ホペイロと呼ばれるサッカー界の裏方さんの仕事内容や年収、本田圭佑選手や吉田麻也選手も惚れ込む人物も紹介していきたいと思います。



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ホペイロの仕事内容とは?


参照:サッカーの基礎知識

ホペイロとは世界のトップリーグで古くから存在し、ポルトガル語で「用具係という意味を示します。

直訳した単語だけ聞くと部活の下級生といったイメージを持ってしまいますが、もちろんプロのホペイロですのでそのようなことはありません。

役割は主に選手の使用するあらゆる用具をそろえ、準備、管理をすること。

例えば、プロチームとホペイロが契約をした場合、サッカーはチームスポーツですので当然全体の所属人数は多くなりますよね。

トップチームの選手の人数が30人だとしたら、それだけの用具を管理するわけです。

スパイクだけをとっても試合用と練習用で異なる物ですし、ピッチコンディションで履き替える選手が多いので一人で数足所持することも。

選手が身につけている用具がいつでも新品同様の輝きを持っていたのには、ホペイロの存在に理由があったのです。

ホペイロが日本で聞き慣れない理由!

日本でホペイロが初めて採用されたのは1990年代初頭、日本リーグ時代の強豪チームだった読売サッカークラブがブラジル人ホペイロと契約。

しかしそんな事実があったことをどれくらいの方が知っていたでしょうか?

日本プロサッカーの歴史は南米や欧州に比べ格段に浅く、アジアの中ですら強いとは言えなかった時代。

プロが何たるかということさえも分からなかったのですから、知らなくて当然といえば当然でしょう。

読売はテクニックのあるブラジル人が数人所属し、ブラジルから帰国した三浦知良選手が活躍

ブラジルサッカーで一時代を築いたそのチームがあったからこそ日本のサッカーは成長できたと言っても過言ではないでしょう。

そんな歴史を歩んできた日本サッカーの中において、裏方のプロよりもまずは選手側のプロ意識の確立が優先的だったという理由があったのでした。



ここまでやるの!?信頼を寄せられるホペイロ

あるクラブチームは、練習には手ぶらで来てもらい手ぶらで帰ってもらうという考えを持っています。

それはホペイロがいるからに他ならないのですが、スパイクや練習着、ユニフォーム等の身につける物の他、ボールや練習で使用する器具も管理。

さらには、選手個々のプレースタイルの癖を見極め、既存のスパイクでは不具合があると感じれば改良を施します

ソールの部分を削ったところ、その直後活躍するなど不思議と失敗したことがないと語っています。

また、スパイクはソールのスタッドが固定式の物と取り替え式の物がありますが、ピッチの状態がどちらでも調子が出ないという相談を受けたとします。

すると、固定式スタッドの一部を削り、取り替え式を合体させたミックスソールなるものを作り出したのです。

試合前にはロッカーに飴やガムを置き、目が悪い選手には目薬まで用意しているという細やかな気遣い。

選手を理解しきっていることの安心感に選手たちは絶大な信頼を寄せているのです。

本田圭佑や吉田麻也も惚れ込む松浦紀典さん!

あの本田圭佑選手や吉田麻也選手も惚れ込む上記のホペイロは、日本人初のプロホペイロ・松浦紀典さんです。

松浦紀典さんは1970年12月26日山梨県生まれ、1989年から大手メーカーに就職。

1993年にホペイロとして読売サッカークラブ(後のヴェルディ川崎→東京ヴェルディ川崎1969)へ。

2008年から名古屋グランパス、2017年から京都サンガで活動しています。

本田圭佑選手や吉田麻也選手は名古屋グランパスから世界に飛び立った選手なので、充分に松浦さんの重要性を身に染みて感じているようなんです。

本田選手はホペイロの中でトップ中のトップと語り、自身が経営するチームでもホペイロが一番支えてくれていると話す。

ただ、日本代表にホペイロがいない状況でもあり、選手が試合だけに集中できる環境も大切とのこと。

もしかしたらワールドカップでベスト8の壁を破るためにはトップのホペイロが欠かせないのかもしれませんよね。


ホペイロの年収はいくら?

松浦紀典さんの年収は公開されていませんが、平均的なホペイロの収入ってどれくらいなのでしょう?

とは言ってもホペイロは情報が少なく、チームスタッフを例に取って紹介しますね。

一般的なプロスポーツ(Jリーグやプロ野球)のチームスタッフは600万円~1000万円、専属契約だと600万円~800万円が相場と言われています。

松浦紀典さんはスポンサー契約もしているので、それ以上と予想されますがそういった人はほんの一握りでしょう。

ホペイロは公募という形で募集しているところはほとんどないので、見習いとして雇ってもらうか海外に武者修行するという形がほとんど。

各チームに1~2人いるかいないかの狭き門ですが、チームを支える存在はもう少し脚光を浴びてほしいものですよね。

ネット上の掲示板などでは、ホペイロになりたいといった書き込みも見かけることが多くなってきた気もします。

2018年1月には『ホペイロの憂鬱』という映画が公開され、初めて知ったという方も多いのでは?

まとめ

日本サッカー界ではまだまだホペイロの認知度は高くありませんが、世界的には確立された重要なお仕事です。

ホペイロは子を思う親のような気持ちで選手や用具と接することが大切とのこと。

今後は、縁の下を支える存在であるホペイロを意識しながら試合を観戦してみたいと思います。